一期二会 ~いつかのX'mas~


私は瞬間的に紀野先生の手を払いのけた。



「…っあ、あ、いやだ…いや」



「と、べ??」



「いっ…」



―――戸部さん、少しだけならいいだろ…?



―――麻美ちゃん、優しくするから…



昔の記憶が再び蘇った。
蘇れらせたくない記憶。



「いっいやああああああ!!!」