一期二会 ~いつかのX'mas~





私は言い続けた。



この男もやっぱり同じか…



「だから人が苦しい過去があるのにあんたに、ヌケヌケと入られたらムカつくんだって!!」



「…」



「私の事何も知らないくせ…に…っぐすん…」



私は、その場に泣き崩れてしまった。



「…戸部」



紀野先生は近づき私の背中を摩ろうとした。



「…っいや!!!!!!」



パシン!