「じっじゃぁ蜩について知らない?!」

とっさに出たのが蜩だった
だって話題がなかったんだもん

「・・・教えない」

ちょっとプクッとなって答えた

「えー何で~?」

「・・・だって
僕以外の男に興味あるんでしょ?」

いやいや、何でそこに繋がんの?

「幼っお前ずりぃぞ!」

「抜け駆けですね」

二人共なんか怒ってるし!

「・・・そうでしょ?」

涙目になりながら言う幼
可愛すぎ!

「違うよ!
どんな族のチームかなぁ~って」

「・・・本当?」

「本当!」

「じゃぁ教える」

「ありがと~♪」

「//蜩は隣町のトップの族
総長は爽やかな外見をしてるケド
喧嘩は凄く強い・・・
蜩は卑怯なこともしてないし
仲間同士も仲が良い・・・
だから蜩はフーザツ並みの憧れ的存在
でもそれが気に入らない奴も居る
只今総長がこの町に来ていて
フーザツの守られし女を捜してる」

「守られし女・・・?」

「最近フーザツとカータを合体させたらしい」

カータは苓達の族♪
合体って言っても集会だけだけどね~
って!それって私?!
守られし女?!何それっ!

「それって・・・・有名?」

「まだ広がってないし違うかな
でもその内広まると思うよ。
その子多分狙われるね。お気の毒に。
まっ僕には関係ないケド」

マジですか?!
嘘でしょーーーー?!

「もっもしかして気に入らない奴等に?」

「当たり前だよ」

「えぇぇぇぇぇぇぇ?!」

「どうしたんですか?」

「そうだよ驚いて」

皆、知らないんだね・・・