この禁色の制は他三つの領内と架倶椰姫の治める都にもある。 青龍領は青、白虎領は白、玄武領は黒で、都では月の光のような淡い黄色が禁色とされている。 ただしそれは、その領内のみの話。 例えば朱雀領を一歩でも出れば民百姓も気軽に赤を身につけている。