次の日、朝一でヨシのところに話しに行った
こういうことはヨシのほうが詳しいからだ


「なあなあ、この学年で髪が長くて小顔で美人な女子って何人いる?」


「はぁ?おまえ何言ってんだよ!」


「いいから教えてくれ!」


「う~んそうだな、髪が長くて小顔で美人ねえ
オレが知る限り四人だな」


「名前は?四人とも言ってくれ」


「え~と、まず隣のクラスの吉本 佐織だろ、二組の西村 舞、四組の関本 歩、そして一組の橘 由衣かな」


「じゃあ今日一緒にどんな子か見に行こうぜ!」


「え~やだよめんどくさい、てか何かあったのかよ?!」


平然とした顔で言ったつもりだったけど何かあると気付いたようだった
こいつはこういう勘も鋭い奴だ

「見に行ってくれたら話す」


「ハア~、まあ話し聞きたいし一緒に行ってやるか」


「さすがヨシ、頼りになるよ!」