「メアド交換しない??」



西野くんを見つめていると
西野くんがそう言った。




「私なんかで
よければ!!」



はっきり言って
嬉しかった。

私の携帯のアドレス帳に
男の子の名前は
溺愛してるお兄ちゃんと
お父さん
ぐらいかな…

だから私は嬉しかった。



その日
メアドを交換して
少し話をしてわかれた。



「また、明日,学校で」


西野くんとそう言って
わかれた。
優しい笑顔を見せてくれた。



家に帰ると同時に
西野くんからメールが届いた。



From:西野 蓮
Title:初メール
[蓮だよ
家に着いた頃かな??
今日はありがとうね]


それから西野くんと
毎日メールをした。
学校でも毎日話をした。



「ねぇ、今話してたのって
西野くん??」

友達に聞かれたので
[うん]と頷いた。


あの綺麗な西野くんのことだ
クラスでも有名だった。

その西野くんと話していたら
みんな羨ましがるに決まっている。