昼を過ぎた頃、ポチが再び私の部屋にやってきた。 「小夜兄さん、迎えに来ましたよ。」 「・・・何かありましたっけ?」 「約束したじゃないですか、朝!!!」 「・・・あっ。」 都合よく嫌なことを忘れていた私の脳の性能に感心する。 しかし、忘れていたからといって約束していたことが消えるわけでもない。 「しょうがないですね。行きましょうか。」 私は、ポチと一緒にポチの担当の医者のところに行った。