ヤクザと執事と私 【1の残り】




私は先頭で寝泊りしている部屋に入る。


となりのドアの前に警察官がいるので、寝る時以外は鍵をかけていない。


私が入るなり、私がいつも寝ているはずの病院とは思えないほどの豪華なベットの上から声が聞こえてきた。


「小夜兄さん、何か食べるもの無いんですか?」


ベットの上から、こちらを見ずに寝転んだままで話しかけてきたのは・・・ポチだった。