しかしそんな長女の気持ちなど考えないで次女はしょっちゅう狼さんを自分の家に連れてきました。




でも長女にバレてはいけないため会うときはいつもこっそりです。




狼さんはとても優しくていつもこう言ってくれました。




「君のお姉さんは正直ケバかったから苦手だったんだ。それに比べて君はとても明るいね。ずっと一緒にいよう」




そう、次女は幸せでした。


















―――しかしその幸せもいずれ終わるのです。