「母さん!家が燃えてるのにそんなふうに笑っちゃダメよ!」 「はいはい」 別に燃えてもないのに普段からこだわりが強い赤ずきんは細かいことにこだわります。 そんな赤ずきんに適当に返事をするとお母さんはシャキッとした顔になってものすごい速さで家を出ました。 そして後から赤ずきんもものすごい速さで家を出てきます。 もう何年もこんなことを毎日しているので二人とも手慣れたものです。 「ふう、今日もいい感じに出来たわ」 赤ずきんは汗もかいていないのに顔を拭いました。 ◆