side 結衣




さわやかな風


青い空


緑で埋め尽くされた木々


今日から高校3年生・・・だというのに


「結衣!!早くしないと学校遅れるわよ!!」


「何でもっと早く起こしてくれなかったの!?」


「起こしたけど起きなかったんでしょ。早くしなさい!!」


うー・・・


しょっぱなから遅刻だなんて・・・


「行ってきまーす」


とドアを開けると


朝から見たくない顔を見てしまった