最後に笑顔でいろんな話をした。






「さて…俺は帰るな。」



「うん。」



「結婚したら知らせろよ。」



「結婚できたらね。」



「泣かされたら知らせろよ。」



「泣かされたらね。」







私は凌を玄関まで送り、
凌の車を見送った。








「……結婚なんて当分出来ないって。」






思いが通じてないのに、できるわけないじゃん。





なんて、凌に言ったって無駄だけどね。