抵抗をする佑騎に何か布で口元を塞がれた直後。



佑騎は気を失ったように倒れてしまった。



「佑騎!!?」



大声で名前を呼んでも返事はなかった。



すると江連は口を開く。



「その女……連れて行くぞ」



その声を聞いた瞬間……あたしの気は遠くへと行ってしまった。



……助けて、尚。



尚……。