『終わりかけの桜は 美しいですね。』 そう言うリィが 一番美しいと思ったのは 声にしない。 『リィ、どうしてここへ?』 緑の丘の向こう側には 蒼い海が空を映している。 それとは対象に 桃色の桜は自らを 主張していた。 息を …飲む…。 『どうして‥ですか? 桜が見たかったからです。』 本当に 桜のためだけで ここに連れて来たのか? なぁ、リィ。 お前は何か 抱えているんじゃないか?