「本当に魔法使い……?」 夢乃がもう一度私たちに聞き返した。 「あぁ。俺たちはお前を守るためにきた。」 普通の世間話のようにサラリと言う俊は全く気にしていないようだ。 「舞も俊も魔法使い……証拠とかあるの?」 おそるおそる聞く夢乃。 ここは私がやらなくちゃ。 「私が、魔法使いだって証拠をみせる。」