「なんかあったの?」 「別に。」 対面に座った俊は目をあわすこともなく、だからといって怒っているわけでもない。 「ねぇねぇ、なんかあったの?」 俊の腕をつかんで引っ張ってみる。 私と俊の間には、テーブルもなにもなく、ただソファーが向かい合っているだけ。 「あぁっ!!うるさいなぁ!!」 急に立ち上がる俊についていけず腕をつかんだままで引っ張られる。 グラッ 「きゃっ!!」 「わっ!!」 体勢を崩した私はそのまま前へ倒れそうになる。