「いや……今すごい声聞こえたから心配で……。」
「さようでございますか。でもお嬢様にもしものことがあっては危険です。ここは私がやりますので。」
微妙に空いたドアから聞こえる2人の会話。
そうだ!!今の内に!!
「俊!!」
こっそりと目の前に座っている俊に意識を集中して………!!
「ジャンプ(瞬間移動)!!」
次のとたん、俊は私の目の前からいなくなった。
ピリリリリ
ホッとした私にケータイからかかってきた相手は俊。
「もしもし。」
『てめえ、勝手に魔法使いやがって!!』
「うるさいなぁ。アンタだって人のこと言えないでしょ。それに、ちゃんと俊の部屋に送ったけど何か文句ある?」
だからって何も言わずに飛ばすことねぇだろ!!
耳元で大きく叫ぶ俊。
朝からよくこんな声でるねぇ。私はさっきから頭痛くてしょうがないんだけど。


