そういった途端、ロープが男の人に巻き付く。 「うわっ!!」 すっかり油断した男の人はあっけなくポテンと倒れた。 「だから、いったじゃん。 ガキなめんなってさ。今から魔法界に送り返してやるよ。 どーせてめえはレベル的にたりねぇからここにいたら捕まるよ?」 「ひっ!!それだけはっ!!」 あたふたとするだらしない大人。 将来こんなふうにならないように真面目に生きよう、うん。 俊は地面に円を描いてその円のなかに記号をたくさんかいた。