「そういえば、舞たちっていくつなの?」 おやつを食べながら夢乃は聞いてきた。 「同い年だよ。これでもな。」 生キャラメルを口にポイッと入れながら俊がいった。 「えぇっ!? 2人とも学生!?ウチと同い年ってことはまだ16……。」 そう。 私たちはこれでもまだ16。 でも、私たちの通っていた魔法の世界にあるSP専門の学校は飛び級制度だから、もちろん優秀なら優秀なほど早く卒業できる。 「ほえ〜。まぁ、年は近いとは思ってたけどまさか同い年……。 すごいねぇ。」