「大体ここら辺か。」 庭からさっきまで私たちがいた部屋をみあげる。 「うーん。確かに誰かいたみたいだけど………。」 俊が言葉を探すかのように悩む。 「普通の人じゃない。」 それは、ほとんどあり得ないこと。 基本的に魔法使いはこっちの人間の世界にきてはいけない。 もし、普通の人間が撃ったものなら匂いなどが残るはずなのに…… 「あまりにここにいた気配が薄すぎる……。」 そんなことができるのは ─────魔法使いだけになる。