♂最強SPたちの恋愛事情♀



「皆さん、お久しぶりです。」


「「先生!!」」




師匠の登場にさらに頬の緩むリウ。


「本当に来てくれたんですね!!」



驚きをそのまま顔にだすリウは、先生のもとへ駆け寄った。


「そりゃあ、弟子の晴れ姿を見なければ、おちおち仕事もできませんよ。



それにしても、本当にいいのですか?
SPの資格を剥奪してしまって……」


つっかえていたものを取り除くかのように、先生はリウを見た。




「まぁ、苦労して資格もとったし、正直少し後悔は残ってるんですけどねっ。


でも、今まで先送りにしてきた青春を取り戻したいんです。

それに、SPの資格がなくなっても、ゼロの付き人で一緒にいられますから平気です」





清々しい表情を浮かべて微笑むリウ。


なんだか、胸の奥がかゆい。







「もぉっ!!
ラブラブなのは十分わかったから!!
リウは早く着付けてきなさい!!」




しびれを切らせた夢乃に肩をビクッとさせるリウ。


そして、先生に一礼をしたあと、すぐに挙式場に瞬間移動した。