「じゃあ、私はしっぽ巻いて逃げろって? そんなんで、人間界が救えるわけないじゃない!!」 「だったら私を封印してみなよ。 もともと夢乃は特殊な力を持っていたからね。入りやすかったけど、こんだけ魔法使いに囲まれりゃ早いとこ捕まったほうが楽そうだし。 夢乃の力を借りればなんとかなるんじゃないのか。」 ─────問題はあんたに私を封印する力が残っているかどうかってことだね。