「あ゛あああああああっっ!!!!」 赤い稲妻がゼロを囲み込んで、魔剣が意思を持ったかのようにゼロの前に浮いている。 「ゼロ!!」 「リウ……っ、逃げろ……っ!!っぐ!!」 必死に意識を保とうとするけれど、すでにゼロは赤い稲妻に包まれてしまっていた。 「そうか……完成形はこれからだったのか。 私は成長途中のヤツと互角に……。」 下でシイラの息をつくのがかすかに聞こえた。