「……っ!!………ハァ、ハァ……っく!!」








力が入らない……。息が苦しい……。







「そうかそうか。あのリーゼ国の子孫か……なかなかの魔力をもっていたから少し驚いたけれど、その様子じゃあ完全変化をしたのは初めてのようだねぇ。」








勝気な顔をうかべながら見下すように俺のそばへ近寄る。








「………だまれ……っ。バカにしやがって、すぐにでも倒してやるよ……。」











「ふんっ。相変わらずしつこいとしか言葉がでてこないわ。
いいわよ。やれるようなら好きなようにやればいいわ。まぁ、手も足の出せずにあんたはくたばるでしょうけどね。」












これ以上シイラの好きなようにさせるか……。







意識を集中させろ!!