♂最強SPたちの恋愛事情♀








「きゃあっっっっ!!」



「セシルさん!!」









シイラの魔法によってはじきとばされる希さん。
セシルさんの本気を見たことがないけれど、夢乃のお目付け役をしているほどだから相当強いはずなのに……。






「大丈夫よ。少し油断しただけだから。それよりリウちゃんもやられるわよ……っ。」








左腕から血を流してるセシルさんは大丈夫なんてもんじゃない。





大体こんな狭いところじゃ動きづらい。


















「シイラ、勝負ならもっと広いところにしない?そのほうがあんたものびのびできるでしょう?」






「ふっ。わざわざ死をはやめるなんてバカな子。
まあ、いいわ。乗りなさい、あんたの場合少しの体力も貴重でしょう?」











ほっそりとしたした白い手をさしだされ、それに応じる。








「リウちゃん、だめだ!!君ひとりじゃ危ない!!」




後ろからルカ君の叫びに近い声が聞こえる。














「私は命をかけてでもお嬢様をまもる。それがSPの仕事。
その役目がなくなった今、私は自分自身の仕事を取り戻すためにも、この人と戦う。

ルカ君は希さんをお願い。このままだと危ないから。」








私の名前を呼ぶ希さんの声を最後まで聞かないまま、私はシイラの手にふれた。