「いや゛あああああああっっっっ!!!!!!」 「夢乃!!」 断末魔のような叫び声をあげる夢乃に駆け寄ろうとする私の腕を、希さんがつかんだ。 「今いってはだめよ!! むやみに触れれば、命の落とす危険だってすてかねないわ。 とりあえず、ここは引き返しましょう。」 妥当なことを言われ、私は夢乃に触れようとした手をおろした。 「先に安全な場所に移動しましょう。 そこで作戦を立てるわ。」