♂最強SPたちの恋愛事情♀




そのまま日は傾き続けた。









「なんかルカと一緒に横に歩くの久々かもっ。」


「そうだね……。」




家に向かって歩いて行きながら、僕は自分が何を考えているかわからない。










「もぉっ!!ルカのほうが絶対おかしい!!
人誘っておいて、ホントに楽しませる気があるの!?」

「それは……っ。」


「ここから1人で帰るからいい。今日はありがと。」






そっけなく言った夢乃は、そのまま振り返ることなく、帰ってしまった。







追いかけたいのに追いかけられない。


腕をつかみたいのに腕が動かない。