♂最強SPたちの恋愛事情♀




「ウチが人間じゃないのも十分承知よ!!そんなことでビビってるようじゃ、東城家の名が廃(すた)るわ!!


ウチは怖くなんかない!!





悪魔でも妖怪でも、正面から叩き潰すのみよ!!

ウチは誰にも傷ついて欲しくない!!
ウチがみんなを守るから……!!





だから……っ」














─────そばにいて……っ







消え入るような声で、夢乃は膝をついた。

涙を何度も繰り返し拭くけれど、そのたびに新しい涙が頬をつたう。














「夢乃、ごめんね……。
私も誰にも傷ついて欲しくない。
それは夢乃も一緒だよ。


だから、泣き止んで、ね?」