「でも、そしたらルカく「ああっ!!もう聞いてらんない!!」
突然ドアがあいて、夢乃が現れた。
「夢乃!!いつからそこに……」
「いつも何もないわよ!!
勝手な想像して、まるでウチが悪いみたいじゃない!!
心外よっ!!」
相当頭にきてるのか、夢乃はしゃべり方が変わっていた。
「だいたいそんなことで友達やめるなんて冗談じゃない!!どこのどいつがそんなこといったの!?
ウチはあんたたちを友達じゃないなんて一回も思ったことない!!
人種が違うからなに?ちょっと寿命が長いからなによ!!
人間ナメるのもいい加減にして!!」
いつの間にか夢乃の大きな目からは涙が溢れていた。必死にこらえようとするけれど、すでに涙腺が故障したらしい。
もう誰にも夢乃の涙をとめることはできなかった。


