「ちくしょう・・・っ、どんだけいんだよーーーーーーっっっっ!!!」
グワアアアアアアアアアア!!!!
口をいっぱいにあけた召喚獣に追い掛け回されながら俺は叫んだ。
ゲームが始まってからわずか10分、モンスターたちは匂いをかぎつけたのか、瞬く間に俺を囲んだ。
先生はいつの間にか木の上に移動をしていて、面白そうな表情を浮かべながら楽しんでいるのが目に入った。
「これでもくらえーーーーーーっっっっ!!」
半ばやけくそになりながら、俺は手から炎を出した。
言葉はわからないけど、学生時代に『地獄の炎』とまで言われた俺の魔法は聞いているだろう。
てゆーか、効いてないと困る!!
俺の必死の願いが通じたのか、やがてモンスターはパタリ、と倒れた。
「ふぅ・・・。ここまででかいと死んでたら場所とかバレルかな・・・そーだ☆」


