『バカなこと言わないでよ。』 突然、声を低くさせて震えた声を押さえ込むようにリウは言った。 『あんた……それでも魔法使い? なにもかもわかったみたいな口調で殺せって言われたこっちの身にもなって!! あんたは何もわかってない!!』 ─────!! 顔をぐちゃぐちゃにさせて叫ぶリウは吐き出すように続けた。 『いつもいつもそう!! 周りに気を配った気になってそれでよしって思ってて………!! あんたの事を心配してる人がいるのにいい加減気づきなさいよ!!』