バチンッ
「うわぁっ!!」
「まだまだです。ほら、もう一度構えてください。」
くそっ……。
完璧に弱点をつかれるなんて……
あくまで練習だとしても、基本の防御から入る先生の腕にも力が入るんだろう。
「では、いきますよ。」
「はいっ、お願いします」
ここ数日、防御しかやっていなかった。
そろそろ、完璧に自分のものにしないと……
鉄の味でいっぱいの口の中で歯ぎしりをして、また体のなかで、力を集める。
蓄えた力を一気に放出させる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…