トントン 「夢乃お嬢様、入ってもよろしいでしょうか?」 どうぞ。と小さい声がドアの奥から聞こえた。 「夢乃っ!!大丈夫だった!?」 「うわっ!!ちょっと舞!!いきなり抱きつかなくても……ウチは大丈夫だよ。」 夢乃の姿を見たとたんにつまっていたものが一気に吹き飛んで、安心感がこみあげてきた。 「よかったぁ。夢乃にもしもの事があったら……。」 「だから大丈夫だってぇ!!っていってもほとんど記憶にないだけだけどね☆」 そういった夢乃はニコッと笑った。