♂最強SPたちの恋愛事情♀




倒れていた俊は苦しそうな顔をしていた。








「どうしよ………とりあえず人を呼ばなきゃ……!!」











そう思って立ち上がった時だった。




「……っく!!」





えっ……!!




「あれ……俺、気ぃ失って……。
っておいっ!!何泣いて……!!」




「よかっ……た。俊、振り向いたらいきなり倒れちゃうし、息してないし………もう、目、覚めないかと思った……。」




気づいたら、私は俊の胸のなかにいた。
しかも、16とは思えないぐらい大声で泣いた。







「あー。もう、よしよし。死んでねぇんだから、そこまで泣くなよ。
少し、力使いすぎただけだから、な?」



「なんで、無茶ばっかりすんのよ!!リーゼ族の血引いてるならそんな簡単に倒れないでよぉ……」










本当にどうすればいいかわからなかった……。


怖かった………