♂最強SPたちの恋愛事情♀




シュッ!!






俊の手の中からでてきた長剣。


剣の周りにはボォッと赤いもやが取り囲んでいた。

















もしかして……!!
あれが、代々リーゼ一族に伝わるっていう魔剣!?



よくみると、俊の剣を持つ手がカタカタと震えている。
しかも、俊の瞳はまるで、妖怪の様に真っ赤に燃えているかのようだった。







『まだ、操りきれていない剣を使って太刀打ちするつもりかしら?』



「………うるせぇ。こんぐらいなんとかしなくちゃ、リーゼ一族の恥だからな!!」








俊の顔はすでにつらそうで、見ているこっちが倒れてしまいそうだ。







「俊っ、だめ!!そんなもの使ったら体力を無駄に消耗するだけよ!!命がいくつあっても足りない!!」





ここは私がなんとかしなくちゃ………!!








あの人に金縛りがきくかどうか…………












いけっっ!!!!!