「おあいにくさまっ!! 今使えば、暴走して止まらなくなるもんでね。お休み中なんスよ。」 まるで、飲食店にいってメニューを頼んだら、売り切れだって言うようなけろっとした言い方で、俊は頬の血をぬぐった。 「でも、手加減はしないから安心しな。」 『口の達者な坊やね。』