ドアをおもいっきりあけて、みんなが驚いている間に特殊な魔法をかけたナイフを一気に結界へむけてなげる。
パリンッ!!
ガラスの割れる音が響いて結界が壊れた。
「ジャンプ!!」
次の瞬間、夢乃はこの部屋から姿を消した。
ここまで約5秒。
「舞………っ。大丈夫なのか!?」
頬に切り傷をつけながらあわてて私のほうを向いた。
「当たり前よっ!!あんだけでくたばるぐらいなら夢乃お嬢様のSP失格よ!!
それに、ルカ君の治療も効果抜群だしね♪」
「だな。お嬢様は命懸けで守るものだからな。にしても、本当に医者だったのか。あのチビ。」
「後でケガ治してもらえば?」
「あいにく俺はそこら辺の魔法使いよりも再生が早いもので。」
『あら、随分と余裕なのね。女の子が現れてから随分強気なんじゃない?』
頭のなかからまたしても声が聴こえた。


