と、いいたいところだけど…… 「中の様子が……。」 魔法で防音をしてあるせいで全く音は聞こえないのに、いざ透視をしてみると傷だらけの俊に不気味に笑っている夢乃のお母さん。 それと、ベッドに横たわる夢乃。 夢乃のまわりにはまだガラスのようなものがはってある。 「あれは、もしかして結界?」 さっきみたときはそこまで余裕がなかったからよく見れなかったけど…… 「とりあえず、夢乃をここからださないと。」