膝をつく私の元に2人は駆け寄ってきてくれた。
さっきの重圧に耐えていたせいか膝がガクガクしていてうまく立ち上がれない。
「俊……それにルカ君
なんでここに……」
「説明は後だ。おい、ルカだっけ?舞を頼む!!」
「はいよ。」
この前会ったときとまるで話口調が変わったルカ君は私を部屋の外へ連れていった。
「んー。相当、立ってるのつらかったでしょ。」
「つらかったっていうか、体が動かないのに上からずっしりくるような重さが加わって、膝をつくにもつけなかったんだ。」
わかった、そういってルカ君は私の膝に手を当てた。
突然、ルカ君の手の間から光が漏れ、気がつくと膝は完全に治っていた。


