「本当の世界……?ウチの本当の居場所。」 『ええ。そうよ、あなたの本当の居場所よ!! この世界とは違って、あなたの故郷は素晴らしいところよ。』 満足そうに話すこの人は本当に夢乃のお母さんなの? この人は何いってんの!? 夢乃は人間じゃないみたいな扱いじゃない!! 「舞っ!!」 「舞ちゃん!!夢乃!!」 えっ……。 突然後ろから声が聞こえるとフッと上からの力が弱くなった。