「またやったのか。眠り粉……。」 瞬間移動して私のそばに浮いている俊はどこか呆れ顔だった。 「争い事は嫌いだからね。それに今回はついでに記憶も消しといた♪一石二鳥でしょ☆」 「また、組み合わせ技をやったなんて……ずいぶん器用だな。失敗したら大変なことになるって言うのによ。」 「得意技なの。組み合わせはっ。 それに私はそんじょそこらの魔法使いとは違うから。一緒にしないで。」 「へいへい。」