「かかれ!!」 再び夢乃の声が響いて、大人が一斉に襲いかかってきた。 「くらえっ!!」 俊が手をだすと手から炎が出てきて一部の人たちを取り囲んだ。 「うわぁっ!!」 慌てる大人をよそに俊は次々に魔法を使う。 「ちょっと、相手は普通の人間よ。いきなりあれは過激なんじゃない?」 「安心しろ。どうせ幻覚なんだからよ。それに後で記憶も消すんだろ?おもいっきりやろうぜ。」 ま、そりゃそーだ。 「じゃ、いっちょやりますか!!私の得意技っ。」