わたしは部屋に戻ると、
机に向かって化学の教科書を開く


いつもなら、集中できるのに今日はなぜかできない


きっとあの目のせいだ


わたしに恨みか何かあるのだろうか…?


隼人は見覚えがあると言ってたけど、
わたしにはまったくない


きっと、どっかのファッション雑誌に似たモデルがいただけだろう…


だから、わたしには関係ない!
関係ない!


そう思い、
教科書に集中した