「なんだ??」 少し間が合って、先生が応えた。 「ぃぇ、なんでもないです…」 「入ってきたときから思ってたんだが、何でそんな格好してるんだ?」 「よくぞ、聞いてくれました。」 部長が颯爽と先生に近づいていった。 「俺らが先生たちを接待するんです」 「その格好でか? 科学部に歓迎ないような気がするんだが…」 先生は不思議そうな顔をした。