ーーー 「部長!先生来ないですねー」 このまま来なかったらいいのに… 「そうだな。 よし、先に宏樹の歓迎会だけやっとくか!」 先輩はイスから立ち上がり、ドアでつながっている準備室に入って行った。 「何するんすかね?」 「さあ~わかんないよ。 部長は破天荒だからね」 「本当にそうですね。弟のオレでもよくわかりませんね!」 宏樹君は眉間にシワをよせた。 「ふふっ、やっぱそうなんだ。」 二人で話しているうちに、部長がなにやら大きな袋を抱えて戻って来た