彩がまだぼーっとしているわたしの席に走ってやってきた。

「茉莉!おはよ!
昨日の先生の話なんだったの?」


「おはよう。」


またか~。

わたしはふーっとため息をついた。


「委員長初めてだからがんばれだって」

「中谷センセー、やっさしいぃ~!
いいな~茉莉は」


「そ…そうかな…!?」


「そうだよ!うらやましいよ。」


いや、全然優しくないし、
それは教師としての建て前で言っただけですから…