「先輩は誰の応援ですか?」 「友達の応援だよ」 「どの人ですか?」 「ボブヘアのセッターやってる子」 「んーー」 宏樹君は目を凝らして、彩を探しているようだ。 「あの人ですか?」 宏樹君は彩がいる所を指さした 「そうそう、藤堂彩って言うんだ! スッゴいしっかり者なんだよ。 いつも私は助けられてばかり。」 私は自慢げに言った。