「俺じゃないけどな」
「そっか」




体操を終え、最後の準備体操の走りをしていた。








「三周走って来なさい」


自分のペースで走る。




二周走った所で沙依は転んだ。




「痛っ」
「大丈夫?」
「大丈夫か?」
「うん。あ…」



血が出ていた。



「消毒したほうがいいな。保健室行こ」

義樹に掴まる形で保健室に。