~わかなsaid~ あたしが公園に着くと、凌さんはまだ 来ていなかった。 『やっぱり来てくれるわけないよね・・』 そう思うながらもブランコに乗って、 凌さんを待ってしまうあたし。 心の中ではきっと来てくれる。 って信じていたから 「よかった、来てくれたんだ。」 そう言って、あたしの背中を押してくれたのは 聞いたことがある彼の声だった。