息が上がっていながら、あたしは何とか
愛する凌さんのもとについた



凌さんが立っていたのは、サッカーコート
のちょうど真ん中のところ



あたしが今立っているのは、まだサッカー
コートに入ってすぐのところ



ここからはまだ凌さんと距離がある



でも、あたしはここから動かない


そして、息を大きく吸って・・・



「ずっと、ずーっと、あたしは凌さんを
 待っています!!

 そして、今もこれから何年たっても
 凌さんが大好きです!!!」




今まで、出したことのない大きな声で
凌さんにあたしの思いを伝えた


言い終えたあと、また涙が出てきた
それも、さっきよりも大粒の涙が・・・


でも、さっきとは違う・・・
うれしい涙だ


この声は・・・想いは凌さん
に届いただろうか